[連載]超初心者向け初音ミクDTM講座

第1章 カラオケにミクの歌を載せてみる

この章ではまだ初音ミクを起動しません! とりあえずコチラが用意した出来合いの「歌」「曲」「コーラス」の素材を適当に混ぜ、1本のファイルにする作業を行います。 この作業がとりあえず出来るようになれば、あとは各素材作りに入っていけます。 その前段階として、頑張って出来るようになりましょう。

第1回 環境を整える

ぶっちゃけ用語解説

カラオケ
歌が入ってない曲のこと。一般的な意味の「伴奏に合わせて歌をうたう」ことではない事に注意。
DAW(だう)
曲を作るために必要なソフト。原則MIDIとオーディオの両方を扱えるアプリケーションを こう呼ぶようです(よってMIDIしか扱えないDominoや、オーディオしか扱えないKRISTAL Audio EngineなどのソフトはDAWとは呼びません)。 最近のDAWは後述のVSTプラグインやDXプラグインに対応しているものがほとんどです。
MIDI
パソコンで楽器を鳴らそう、という発想のもと統一されたさまざまな規格なのですが… 現段階では扱わないので突っ込んでは解説しませんw
プラグイン
大きくわけて「VSTプラグイン」と「DXプラグイン」の2通りあり、 それぞれにさらに「インストゥルメント」「エフェクト」の2種類あります。 つまり「VSTインストゥルメント(略してVSTi)」、「VSTエフェクト」、 「DXインストゥルメント(略してDXi)」、「DXエフェクト」の4種類となります。それぞれの意味は、
  • インストゥルメント(VSTi / DXi)

    音階を読み取って楽器の代わりに音を出します。ソフトシンセともいいます。   

  • エフェクト(VST / DX)

    オーディオファイルや、外部入力や、上記VSTiやらDXiやらなんやらで出力された音を加工します。

普通「VST」などと言うとエフェクトのほうを指します。「i」がついてればインストゥルメント、なければエフェクトです。 (そういえば単体で「DX」ってあんまり言わないですねぇ…DXプラグインとかと言います。) いずれも単体では動かないのでホストアプリケーション(=多くの場合はDAW)に読み込ませて使います。

VST系とDX系は別物ですが、大事なのは「DAWが対応しているほうしか使えない」ので、 お使いのDAWがどちらに対応しているか確認してから探しましょう。 最近は両方に対応しているものも多く、本講座で使用するDAWも両対応しています。 なお基本的にはVST系のほうが種類がいっぱいあって ネット上にフリーで沢山おちてますので、 VST対応のソフトを使った方が後で有利です。

そうそう、同じVSTでもWindows用とMac用があったりします。当然WindowsではWindows用しか動きません。間違えないようにしましょう。 DXプラグインはWindows用オンリーなので間違えることはありませんが。

環境を整える

さしあたっての必要な環境を整えましょう。まずはDAWです。

本講座で使用するDAWはREAPERです。 ver.1 からシェアウェアになりましたが、0.999までははフリーです。

過去バージョンのダウンロードページ から「1.08MB installer」をクリックしてダウンロードします。

落ちてきた「reaper0999-install.exe」ダブルクリックしてインストールします。 特に何も考えずボタンを押していけばインストールできるでしょう。

最後の「REAPER now installed. Run now?(意味:今すぐ起動しますか?)」のダイアログでは、「いいえ」を選んでください。 起動するまえに、ついでに日本語化の作業を行います。

フリーソフトでDTMさんのこちらのページの「こちら」というリンクからファイルをダウンロードします。

ダウンロードした reaper_ja.zip をREAPER 本体と同じフォルダに展開します。 インストーラー画面で特に設定を変更しなければ「C:¥Program Files¥Reaper」です。

…zipファイルの展開の方法は知ってますよね? 知らない人は各自調べましょう。

展開したら「Reaper0.999日本語化1.01.EXE」をダブルクリックして実行します。

正常終了と出れば完了。OKを押して閉じます。 出なかったらダウンロードするファイルが間違っているか破損してますので落とし直しましょう。

これでREAPERのメニューなどが日本語になりました。まだ一部英語が残ってますが気合いでカバーしましょう。

次にVSTエフェクトプラグインを導入します。

RERPERにも幾つかエフェクトプラグインが付属してますが、変にマニアックで使えないのばっかりなので、 ついでに別のサイトからダウンロードしておきましょう。 今回は Kjaerhus Audio で公開しているVSTにお世話になります。   

ダウンロードページへ行って Free Plug-ins にあるプラグインを全部ダウンロードしましょうw

ダウンロードが終わったら全て展開します。 展開すると中にそれぞれ説明書のPDFと、DLLファイルが入っています。

  

「C:¥Program Files¥」下に「VstPlugins」フォルダを作り、これらのDLLをすべてコピーもしくは移動します。   

REAPERを起動します。デスクトップにショートカットが置いてあると思いますのでそれをダブルクリックします。

  

メニューから「オプション」→「設定」で設定ウィンドウを出します。   

「FX plugins」→「VST plugins」の「VSTプラグインパス」に、 先ほどのフォルダ「C:¥Program Files¥VstPlugins」を指定します。 参照ボタンを押して探してもOKです。

指定したら「ディレクトリ再検索」ボタンを押します。

「OK」ボタンを押して閉じます。

これでVSTプラグインを使う準備が出来たはずです。

【VSTのインストールについて】…… のちにVSTプラグインを増やしたくなってくると思います(わたしもフリーVSTを集めるのが割と趣味だったりしますw)。 ほとんどはZIPを展開してVSTプラグインフォルダにコピーするという方法でインストールするのが主流なんですが、 たまにインストーラーつきで配布されているVSTもあります。 その場合はくれぐれも「インストール先」に注意してください。 VSTはホスト(DAW)がないと動作しないので、他のアプリケーションのように デスクトップやスタートメニューにショートカットを作成したりはしません。 ほとんどのVSTは「C:¥Program Files¥VstPlugins」あるいは「C:¥Program Files¥Steinberg¥VstPlugins」のどちらかに インストールされるようになっています。 今回はそういう意味もありプラグインフォルダを「C:¥Program Files¥VstPlugins」に設定しました。
【VOCALOID VSTについて】……そういえばVOCALOIDをインストールしたときに、いっしょにVSTもインストールされましたね。 こちらは初期設定では「C:¥Program Files¥Steinberg¥VstPlugins」にインストールされています。 このVSTはVSTi、つまりソフトシンセ扱いなので現段階では扱いません。のちほど使う機会が…あるかな?

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